今日は白根記念渋谷区郷土博物館・文学館の企画展 「昭和40年代の渋谷写真展」に行ってきました。理由は、あと数日で終わりだったから、です。
あ、かなり写真が傾いているな……。ああいいか (大汗。
感想 §
昭和40年代というと、今ひとつ気持ちが盛り上がらない理由は、その時代は生で体験しているからです。
しかし、実際に見るとそこに1つの錯覚トリックがあることに気づきました。
昭和40年代に渋谷を訪問しても、既に都電は渋谷駅を発着していませんでした。ですが、昭和40年代初期であればまだ都電は渋谷駅を発着していたのです。
一方で、昭和40年代ともなれば、町の景観は現在と連続しています。
つまり、似ても似つかぬほど異質な過去ではないにも関わらず、都電がいるという写真が並んでいて、かなり刺激的でした。
個人的に特に印象に残るのは、東急文化会館の写真でした。ここの映画館には何回か行ったし、渋谷に行ったときはこのビルの大きな本屋(三省堂だったか紀伊国屋だったかは忘れた)にもよく立ち寄りました。その本屋の前に置いてあったゲーム機がミサイルコマンドで、初めて見るトラックボールで操作するゲームに鮮烈な驚きを感じたこともあります。写真を見ると「そうそう。こういう入り口だった……」とよく覚えていましたが、もう存在しないのですね……。
もう1つ、渋谷の町並みの写真の中の説明で「滝坂道」という言葉があったのは絶句しました。そうか、ここに繋がっていたのか!